皆様、初めまして。もしくはお久しぶりです。委員長です。またもやブログ投稿の機会をいただきました。 今回は、5月中の新入生歓迎に関して書かせていただこうと思います。例によって駄文をつらつらと書き連ねておりますので、生暖かい目でお読みいただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。 さて、我々医学祭実行委員会は、名前の上では委員会なのですが、実は医学部サークルの中の一つなのです。他の運動部や文化部と同じ立ち位置なわけです。そのため、新入生歓迎の期間になったら他のサークルに交じって新歓活動をします。今回は、医学祭の概要や実行委員会の活動などを説明する会を計3回、新歓ミーティングを1回行いました。新歓ミーティングとは、毎月の月末ミーティングに実際に参加していただき、普段の活動の様子を体験していただく、というものです。どちらもオンラインと現地開催のハイブリッド形式で行いました。感染対策に気を配りつつ、また現地とオンラインどちらにも注意しつつの開催は難しい部分も多く、反省点も残る新歓活動になってしまいました。 ですが、ありがたいことにどの回にも医学祭に興味を持ってくださった新入生の皆様が来てくださいました。中には、その場で実行委員への参加登録を済ませてくださる方もいました。至らない点も多々あったとは思いますが、このような積極性あふれる仲間が増えたというのは、とてもありがたく、心強い話です。 医学祭実行委員会ではまだまだ新メンバーを募集中です。医学祭に興味を持ってくれる学生が増えれば増えるほど、出来ることも増えていくはずです。もし星陵キャンパスの学生でこれをお読みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ我々実行委員会にご興味を持っていただければ幸いです。各種SNSもございますので、一度連絡をいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。 最後の方は勧誘になってしまいましたが、今回はこの辺で締めさせていただきます。今後は新たに加わった仲間と共に、当日に向けた準備を更に進めていきたいと思います。ご期待いただければと思います。それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
みなさま、初めまして。私は東北大学医学部医学科5年で実験企画の班長を務めております。現在の活動はというと、大学で行っている研究活動について伝えられるような実験の準備をしているところです。楽しく学べる企画を用意する予定なので、ぜひ足をお運びいただけると嬉しいです。さて、今回の記事では、東北大学の医学科で経験できる研究や実験についてご紹介したいと思います。筆者は現在5年生で、少々情報が古い可能性がありますので、参考程度に読んでいただけると有難いです。まず、一年次についてです。一年の前期で特に印象深い講義といえば、「自然科学総合実験」が挙げられるでしょう。これは、様々な自然科学分野の実験を毎週行い、レポートを提出するというものです。(ちなみに私たちの時代は全て手書きで作らなければいけませんでした。今は変わったようですが )大学に入ってまもない頃に行うので、なかなか大変だった記憶があります。友人たちと一緒に頑張ることで、何とか乗り越えることができました。また、医学科の医学入門という講義では、自分の興味のある研究室を訪問できる機会がありました。東北大学では「研究第一」「門戸開放」を掲げている通り、学生を歓迎してくださる研究室がたくさんあります。そのような研究室には、やる気があれば一年次から通うことも可能です。研究に興味があり、東北大学を目指している方は、入学したらぜひ見学してみてくださいね。二年次には「生体機能学実習」という講義があります。脳波を測定してみたり、薬剤の代謝を採尿して計測してみたりと、身体を使った実験もあってなかなか面白いです。しかし、慣れない計測データの処理、さらにその考察と、色々と苦労した思い出があります。しかも重めの試験が続く時期に重なるため、試験勉強と並行してこなすのは結構大変です。二年次は生体機能学実習のほかにも、解剖実習、組織学・病理学のプレパ鏡検、微生物・免疫学実習、医化学実習など、実際に手を動かして行う講義が一年を通して盛りだくさんです。個人的には、この学年の講義と試験を乗り越えられたとき、医学生としてより一層成長できたなあという実感がありました。三年次の後期はまるごと「基礎修練」という期間に充てられています。これは、希望する研究室で数ヶ月間研究を行い、最後には学生同士で発表も行うというプログラムです。もっと早くから配属研究室を決めたい!という人は、二年次の医化学実習を基礎医学実験として振り替えることも可能になっています。そして、基礎修練で一番の特色はなんといっても、留学もできることではないでしょうか。残念ながら私たちのときは、COVID-19流行の影響で海外留学することは叶いませんでした。しかし、OISTという研究機関に国内留学することは可能だったため、同期の何人かはここで研究活動を行っていたようです。また、東北大学の研究室に通うにしても、基礎系から臨床系、ウェットラボからドライラボまで、幅広い分野から選ぶことができます。このように色々な選択肢が用意されているのが、東北大学の良いところだなと思います。 基礎医学修練については私たちが以前オープンキャンパス実行委員だった時に作成した動画でも詳しく紹介しているので、こちらも是非ご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=J_RksSqinmU また、基礎医学修練期間の留学に関しては2021年のオープンキャンパスで紹介されております。https://www.youtube.com/watch?v=ApxPWB5XWhQ https://www.youtube.com/watch?v=Kr_JHq3XsEI https://www.youtube.com/watch?v=gyZSJp_5LFg https://www.youtube.com/watch?v=uW7GqPGpIlE ここまで一年次から三年次の研究・実験プログラムについて説明してきました。いかがでしたか? 東北大学医学部で行える実験や研究活動について、少しでも伝えられたなら嬉しいです。四年次からはいよいよ本格的に臨床医学の勉強が始まり、試験に合格すれば五年次から臨床修練に臨むことになります。こちらについては、他の実行委員が記事を書いてくれると期待しつつ、この辺りで失礼したいと思います。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
皆様、初めまして。もしくはお久しぶりです。委員長です。再びブログ投稿の機会をいただきましたので、またホームページにお邪魔する次第です。今回は少し趣向を変えて、医学祭実行委員会発足当時のお話をさせていただきたいと思います。前回の記事はこちら!「委員長ブログ①」 医学祭実行委員会を立ち上げるにあたって、前回の医学祭を経験した学生で集まり、相談をしました。まず、開催すべきか否か、という点。そして、どのような形式で開催するのがよいか、という点です。医学祭は3年毎の開催であり、前回は2019年に開催されました。その数か月後に新型コロナウイルスの流行が始まってしまいました。そのため、2020年、2021年と、色々と手探りで進むしかない状況でした。開催すべきか、という点に関しては、周囲の友人達や先生方の支えがあったこと、そして、医学祭の伝統を繋いでいきたいということから、開催することを決めました。3年ごとに開催されるという点から、1回中止にしてしまうと、間隔が6年空いてしまうため、最長の6年制である医学科・歯学部でさえ、誰も医学祭を経験したことがない、という事態になるからです。そのため、難しい中ではありますが、開催を目指して準備を進めることとしました。また、他のメンバーのサポートもあって、僕が委員長を務めさせていただくこととなりました。本来なら僕よりも適性のある学生は大勢いるのですが そういったメンバーが最大限力を発揮できるよう支えるのも委員長の役目だと思い、今はしっかりと務めを果たそうという思いです。 また、開催形式についてもかなり迷いました。というより、今なお結論は出せていないのが実情です。安全性を最大限考慮して、そしてこの状況を逆手に取って、現地での企画は行わず、オンライン企画のみに注力するという選択肢を当初から検討しました。現在でも、今年10月時点での感染拡大状況によってはそうせざるを得ない、という可能性を捨てきれないのが難しいところです。ただ、やはりこの医学祭、実際に現地に来ていただき、体験していただくことが醍醐味の一つであると考えます。ですので、最初からオンライン企画のみに絞ることはせず、現地企画と並行して準備を進めているところです。従来の現地企画を諦めず、その上新たにオンライン要素を取り入れるという難題に対して、実行委員会の学生一同、鋭意準備中です。当日、どれほどの人数を星陵にてお迎えできるかはわかりませんが、現地に来ていただいた方、オンラインでご参加いただける方どちらにも楽しんでいただけるような、新しい形の医学祭を作り上げるべく頑張っておりますので、続報にご期待ください。 ......と、最初の部分だけではありますが、分量が多くなってしまいますので、いったんこの辺で失礼いたします。続きは随時更新してまいりますので、ご確認くださいませ。
どうも〜脱出ゲーム班の班長の相原(仮)です!堅苦しい文章を書くのは苦手なので、ゆるゆると頑張りをお伝えして行きますね私たち脱出ゲーム班では、消化管をテーマに体に関する謎解きをして脱出を目指すゲームを絶賛制作中でございます。写真のように、昔ながらの黒板スタイルでみんなで話し合いを進めております…(なんという青春…うちの班員は、みんなできる子が多くて、各自色んなアイディアを出してくれて、嬉しい限りです…という、班員へののろけはさておきまして、内容の軽〜い紹介をします。消化管の入り口である口をスタートとし、食道、胃、腸を冒険していただきます!それだけでなく、関連する病気や、栄養、近くの臓器についてなどについても謎があり、ただ消化管を進んでいくだけでは脱出することは出来ないのです…医学祭というと、お堅いイメージがあるかも知れません…しかし!!うちのブースでは、中学高校の文化祭のような、ゲームを制作しています!そして、装飾にも力を入れていきます!! (コロナで奪われた青春をここで取り戻します笑笑そんな感じなので、医学に興味がなくても、時間があるから、遊びに行ってみよ〜という感覚で、ぜひお越しくださいなそして、こちらを読んでくださった、数少ない在校生のみなさんはぜひぜひ一緒に高校時代のような青春を過ごしましょ〜ご協力お願いします!!
皆様、初めまして。第25回東北大学医学祭実行委員会にて、委員長を務めさせていただいております、井手田凌と申します。今回、医学祭公式ホームページにてブログを書く機会をいただきました。ということで、最近の医学祭実行委員会の活動などを紹介していこうかと思います。駄文がつらつらと書き連ねられた記事になっておりますが、ご興味のある方はお付き合いください。 先日、4月の月末ミーティングを実施しました。春休み明けということで、今回は久しぶりにオンラインと現地のハイブリッド開催で実施しました。新型コロナウイルス感染症の流行について、まだまだ予断を許さない状況ではありますが、こうやって感染対策に気を使いつつも直接話して内容を共有できるというのは、恵まれたことだなと感じます。今後も現地開催を適宜取り入れながら実施したいと考えています。 今回のミーティングでは、ロゴ・ポスターデザインの採用者表彰式を行いました。素晴らしい力作を投稿してくださった製作者の方に感謝をお伝えすることができて良かったと思います。以前から開催時期を検討してはいたのですが、諸々の事情で遅くなってしまい申し訳ないところです。今後とも、頂いたデザインを皆で大切にしながら、活動していきたいと思っています。 また、進捗の共有も行いました。新学期で忙しい時期である上、感染対策で顔を合わせにくく、モチベーションも保ちにくい中、今月も様々な班が企画準備を進めてくれました。積極的に動いてくれているメンバーに感謝しつつ、今後も委員長としてサポートが出来ればと考えております。 そして、新入生歓迎に関する打ち合わせも行いました。医学祭実行委員会には、新入生のフレッシュなエネルギーと斬新なアイデアが必要不可欠です。今回はオンライン要素も盛り込んだ新しい医学祭を目標にしておりますので、前回以上に多くの方が参加してくださると助かるなあといった所存でございます。 今回のミーティングはこのような様子で幕を閉じました。5月にも月末ミーティングを実施予定ですので、私も準備を進めつつ、メンバーの活動を楽しみにしたいと思っております。 ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。今後も投稿の機会をいただけるかもしれませんので、その際はまたご覧いただければ幸いです。機会がいただけなかったら、つまらない文章を理由にブログ執筆をクビになっている可能性が高いので、お察しください。他の方の面白い記事をご覧いただければと思います。それでは、失礼いたします。執筆日 22.5.15続きはこちら!「委員長ブログ②」
今年度開催される第25回東北大学医学祭ですが、4月に入学したばかりの新1年生のみなさんを、即戦力として引き入れるべく新歓を行いました! コロナの影響もあり、実際にキャンパスまで足を運んでくれた方は少数でしたが、それでもオンラインでたくさんの方が参加してくれました! 医学祭を無事に開催できるように、これから約4か月間、新1年生も含めた皆さんでがんばっていきましょう!!! <在学生のみなさんへ> 東北大学医学祭実行委員会は、3年に1度開催される医学祭で、医学系に関する催しものを出したり、有名な先生や芸能人をお呼びして、ステージ企画を行ったりしています。活動は班ごとに行っていてat homeな雰囲気の中活動しています。興味のある方、誰でも大歓迎なので参加してみてはいかがですか。
新型コロナウイルス感染症の流行開始から2年以上が経ち私たちの行動様式は大きく変化した。医学祭実行委員会の活動も変容を強いられることとなったが、その中で学外への宣伝活動を担う広報班班長の小川裕美佳さん(医学部医学科4年:取材当時)に、広報班の活動について取材した。〜公式ホームページではどのような情報が発信されますか〜企画の紹介や最新情報を随時更新していく予定です。勿論それだけではなく、医療に関する記事や動画など自宅でも楽しめるようなコンテンツをどんどん投稿していこうと思っていますので、楽しみにお待ちいただけるとありがたいです。〜広報班の活動内容について教えてください〜医学祭全体の広報活動を担っており、医学祭を皆さんに知っていただくための活動を行なっています。 街中で見かけるような広告からSNS広告の作成まで幅広く扱っています。〜前回(2019年10月)まではなかった新しい試みなどはありますか〜やはり3年前とは生活様式が変わってしまったので、広報活動も新しいスタイルに合わせたものをやりたいと思っています。今回の医学祭では各企画班が対面だけではなくオンラインでも参加できるものを多く用意していますので、仙台に来られない方々にも楽しんでいただけるように広報活動も工夫しています。地域の方々だけでなく全国的に東北大学医学祭を知っていただけるように公式ホームページを開設したりSNS(編集註:TwitterとFacebook)での活動に力を入れたりしているという点が前回とは大きく異なります。〜公式ホームページではどのような情報が発信されますか〜企画の紹介や最新情報を随時更新していく予定です。勿論それだけではなく、医療に関する記事や動画など自宅でも楽しめるようなコンテンツをどんどん投稿していこうと思っていますので、楽しみにお待ちいただけるとありがたいです。〜広報の仕事の中で大変なことを教えてください〜どんな広報活動をしたら多くの方に情報が届くのかを常に考えなければいけないというのが大変なところで、それを考えた上で行動を起こさなければいけないのはとても難しいところだと思います。私たちはあくまで学生であり広告や宣伝のプロではないのでしばしば困ることがあります。そういう時でも、実行委員の中で知恵を出し合ったり、詳しい方のお力添えをいただいたりして出来るだけ多くの方に情報をお届けできるように工夫しています。この2年ほどで大きく変わった新しい生活スタイルに合わせた広報活動を、という目標の元取り組んでいるので、是非応援していただけたら嬉しいです。〜小川さんは前回の医学祭でも広報班に所属していましたが、広報活動のやりがいとは何でしょうか〜前回、医学祭のチラシを持って遊びに来てくれたお子さんがいました。その時に「チラシを見て、楽しみにして来てくれたんだな」と喜びを感じたことを覚えています。チラシを持っているのを見たのはその子一人だけでしたが、「こういう小さなお子さんにも伝わっているんだな」と思うと同時にすごくやりがいを感じましたし、今回の活動のエネルギーというか、モチベーションにもつながっています。〜最後に、今後の広報活動の予定を教えてください〜開催まであと8ヶ月余りとなりました(編集追記:取材日は2022年1月27日)。企画や記事などの最新情報は公式ホームページやSNSで公開していく予定です。また、夏頃から、仙台在住の方は街中で医学祭のポスターを見かけることがあるかと思います。外出するときは是非、聴診器をモチーフにした水色のイラストを目印に探してみてください。どのような開催形式になるかはまだ分かりませんが、より多くの皆様に医学祭を楽しんでいただけたらと思います。 第25回 東北大学医学祭ロゴ【救命救急と医療安全の碑】 小川さんにとって、救命救急と医療安全の碑は「高校生の時に設立背景を知り感銘を受け、ぜひ東北大学で臨床と研究を両立したいと考えるようになったきっかけの場所であり、今でも初心を思い出すことができる大切な場所」だという。 1999年6月、東北大学病院前で起きた交通事故をきっかけに、救命救急と医療安全に対する決意を示すモニュメントとして建てられた。
今年(2022年)開催される東北大学医学祭。 第25回を迎えるこのイベントの顔となるのが、実行委員長を務める井手田凌さん(医学部医学科4年生:取材当時)だ。 >実行委員長挨拶 80人を超える実行委員を統括する実行委員長という立場にある井手田さんに、医学祭全体についての想いを取材した。 〜医学祭開催に向けて活動できている今現在の率直な気持ちを教えてください〜 まずは「よかったな」と思っています。 やはりこの2年間、新型コロナウイルスの影響がさまざまなところに現れてきたので、この医学祭もどういう形で開催できるのかわからず、どうしようかなと思う時期もありました。 しかし、医学祭に限らず日頃の授業・学習などにおいても、オンラインの技術を駆使して、離れていても繋がることのできる、そういった技術というか、流れ、雰囲気のようなものが世の中に出てきています。 それを生かして、まさに今医学祭実行委員のメンバーがさまざまな工夫を考えながら動いてくれています。 どのような形になるかはまだわかりませんが、この時代だからこその医学祭を開催できるのではないか、と非常に楽しみにしているところです。 〜今回のテーマ「Connect 〜私と医療と世界と〜」にはどのような想いが込められていますか〜 なかなか物理的に人に会いにくい時代になってしまったので、人と人との距離が離れてしまう不安、寂しさといったものが皆様一人ひとりの中にあると思います。 そういった中でも先ほど述べたようなオンラインで繋がる新しい技術のおかげで、「せめて心の距離は離れないように」ということができるようになってきました。 医学祭についても、例年通り沢山のお客様にキャンパスへご来場いただければそれは一番喜ばしいことですがそのような開催が難しいことも考えられます。 ただ、たとえそうなって物理的に離れてしまっても心の距離は近くにあってほしい。 そして医学祭が心の距離を縮めるお手伝いをしたい、という想いが込められています。 そしてそれはご来場の皆様と私たち、及び東北大学の距離だけではなく、皆様に医療というものをより身近に感じていただきたい、という想いもこめてこのテーマに決定しました。 〜前回(2019年10月)も実行委員として参加されている井手田さんですが、今回、実行委員長としてどのように医学祭と関わっていますか〜 学生生活や大学の研究成果を知っていただくことで、医療を身近に感じていただくための場を作りたい、という気持ちは前回と変わりません。 それに加えて今回は実行委員長という立場で参加していますので、もう少し全体を俯瞰してバランスを考えるように努めております。 例えば企画内容に偏りがないか、より多くの人に楽しんでいただくためにはどうすれば良いか、実行委員の間でのスムーズな連携のためには何が必要か、などですね。 委員長という立場を任せていただいた以上、良いものを届けるだけでなく、メンバー一人一人が最大限実力を発揮できるような環境づくりをしたいと思っています。 ご来場の皆様と開催する私たち、双方の楽しみを最大化したい、という気持ちは実行委員長を務める今回ならではの気持ちですね。 〜医学祭全体について、前回との違いや、前回にはなかった運営上の工夫などがあれば教えてください〜 やはり新型コロナウイルスの影響は語らずにはいられません。 つい先日(編集追記:取材日は2021年12月23日)もオミクロン株の市中感染疑いが日本国内にも現れるなど、状況が目まぐるしく変わる世の中になり、来月再来月のことなど予想がつかない状態が長く続いています。 そのような中でも手探りで準備を進めていかなければならないのは前回との大きな違いだと思います。 前回も、1日目(2019年10月12日)に台風19号により中止に追い込まれるというトラブルはありました。 それと比べると今回は、変化はあるもののある程度の対策を立てることが可能ですので、様々なパターンを想定しながら実行委員のメンバーと協力して企画準備をしているというのは今回の運営上の工夫と言っても良いかもしれません。 また、オンラインで繋がる技術を活用しているというのも今回からの工夫ですね。 通話アプリを使って定期ミーティングを実施したり、ビジネスチャットツールを使って議事録や情報を共有したりしています。 〜最後に、医学祭の宣伝をお願いします〜 ご来場の皆様には医療を身近なものとして感じていただきたいです。 つまり、医療は決して怪我や病気を抱えた人だけのものではなく、皆様の生活の一部にある要素だということです。 医学祭を通じて、何か少しでも日常に取り入れることのできるものを持ち帰っていただけたらな、と思っております。 総務や各企画の班長をはじめ、実行委員にはアイデアや実行力を兼ね揃えたメンバーが揃っています。 彼らが工夫を凝らした企画をまずは楽しんでもらって、その上でご自分の生活に役立つエッセンスのようなものを見つけていただけたら幸いです。 この医学祭は全学の学園祭である東北大学祭とはまた違ったイベントなので、医学祭ならでは、と思えるようなお土産をお持ち帰りいただければと思っております。
皆様、初めまして。もしくはお久しぶりです。委員長です。またもやブログ投稿の機会をいただきました。 今回は、5月中の新入生歓迎に関して書かせていただこうと思います。例によって駄文をつらつらと書き連ねておりますので、生暖かい目でお読みいただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。 さて、我々医学祭実行委員会は、名前の上では委員会なのですが、実は医学部サークルの中の一つなのです。他の運動部や文化部と同じ立ち位置なわけです。そのため、新入生歓迎の期間になったら他のサークルに交じって新歓活動をします。今回は、医学祭の概要や実行委員会の活動などを説明する会を計3回、新歓ミーティングを1回行いました。新歓ミーティングとは、毎月の月末ミーティングに実際に参加していただき、普段の活動の様子を体験していただく、というものです。どちらもオンラインと現地開催のハイブリッド形式で行いました。感染対策に気を配りつつ、また現地とオンラインどちらにも注意しつつの開催は難しい部分も多く、反省点も残る新歓活動になってしまいました。 ですが、ありがたいことにどの回にも医学祭に興味を持ってくださった新入生の皆様が来てくださいました。中には、その場で実行委員への参加登録を済ませてくださる方もいました。至らない点も多々あったとは思いますが、このような積極性あふれる仲間が増えたというのは、とてもありがたく、心強い話です。 医学祭実行委員会ではまだまだ新メンバーを募集中です。医学祭に興味を持ってくれる学生が増えれば増えるほど、出来ることも増えていくはずです。もし星陵キャンパスの学生でこれをお読みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ我々実行委員会にご興味を持っていただければ幸いです。各種SNSもございますので、一度連絡をいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。 最後の方は勧誘になってしまいましたが、今回はこの辺で締めさせていただきます。今後は新たに加わった仲間と共に、当日に向けた準備を更に進めていきたいと思います。ご期待いただければと思います。それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
みなさま、初めまして。私は東北大学医学部医学科5年で実験企画の班長を務めております。現在の活動はというと、大学で行っている研究活動について伝えられるような実験の準備をしているところです。楽しく学べる企画を用意する予定なので、ぜひ足をお運びいただけると嬉しいです。さて、今回の記事では、東北大学の医学科で経験できる研究や実験についてご紹介したいと思います。筆者は現在5年生で、少々情報が古い可能性がありますので、参考程度に読んでいただけると有難いです。まず、一年次についてです。一年の前期で特に印象深い講義といえば、「自然科学総合実験」が挙げられるでしょう。これは、様々な自然科学分野の実験を毎週行い、レポートを提出するというものです。(ちなみに私たちの時代は全て手書きで作らなければいけませんでした。今は変わったようですが )大学に入ってまもない頃に行うので、なかなか大変だった記憶があります。友人たちと一緒に頑張ることで、何とか乗り越えることができました。また、医学科の医学入門という講義では、自分の興味のある研究室を訪問できる機会がありました。東北大学では「研究第一」「門戸開放」を掲げている通り、学生を歓迎してくださる研究室がたくさんあります。そのような研究室には、やる気があれば一年次から通うことも可能です。研究に興味があり、東北大学を目指している方は、入学したらぜひ見学してみてくださいね。二年次には「生体機能学実習」という講義があります。脳波を測定してみたり、薬剤の代謝を採尿して計測してみたりと、身体を使った実験もあってなかなか面白いです。しかし、慣れない計測データの処理、さらにその考察と、色々と苦労した思い出があります。しかも重めの試験が続く時期に重なるため、試験勉強と並行してこなすのは結構大変です。二年次は生体機能学実習のほかにも、解剖実習、組織学・病理学のプレパ鏡検、微生物・免疫学実習、医化学実習など、実際に手を動かして行う講義が一年を通して盛りだくさんです。個人的には、この学年の講義と試験を乗り越えられたとき、医学生としてより一層成長できたなあという実感がありました。三年次の後期はまるごと「基礎修練」という期間に充てられています。これは、希望する研究室で数ヶ月間研究を行い、最後には学生同士で発表も行うというプログラムです。もっと早くから配属研究室を決めたい!という人は、二年次の医化学実習を基礎医学実験として振り替えることも可能になっています。そして、基礎修練で一番の特色はなんといっても、留学もできることではないでしょうか。残念ながら私たちのときは、COVID-19流行の影響で海外留学することは叶いませんでした。しかし、OISTという研究機関に国内留学することは可能だったため、同期の何人かはここで研究活動を行っていたようです。また、東北大学の研究室に通うにしても、基礎系から臨床系、ウェットラボからドライラボまで、幅広い分野から選ぶことができます。このように色々な選択肢が用意されているのが、東北大学の良いところだなと思います。 基礎医学修練については私たちが以前オープンキャンパス実行委員だった時に作成した動画でも詳しく紹介しているので、こちらも是非ご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=J_RksSqinmU また、基礎医学修練期間の留学に関しては2021年のオープンキャンパスで紹介されております。https://www.youtube.com/watch?v=ApxPWB5XWhQ https://www.youtube.com/watch?v=Kr_JHq3XsEI https://www.youtube.com/watch?v=gyZSJp_5LFg https://www.youtube.com/watch?v=uW7GqPGpIlE ここまで一年次から三年次の研究・実験プログラムについて説明してきました。いかがでしたか? 東北大学医学部で行える実験や研究活動について、少しでも伝えられたなら嬉しいです。四年次からはいよいよ本格的に臨床医学の勉強が始まり、試験に合格すれば五年次から臨床修練に臨むことになります。こちらについては、他の実行委員が記事を書いてくれると期待しつつ、この辺りで失礼したいと思います。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
皆様、初めまして。もしくはお久しぶりです。委員長です。再びブログ投稿の機会をいただきましたので、またホームページにお邪魔する次第です。今回は少し趣向を変えて、医学祭実行委員会発足当時のお話をさせていただきたいと思います。前回の記事はこちら!「委員長ブログ①」 医学祭実行委員会を立ち上げるにあたって、前回の医学祭を経験した学生で集まり、相談をしました。まず、開催すべきか否か、という点。そして、どのような形式で開催するのがよいか、という点です。医学祭は3年毎の開催であり、前回は2019年に開催されました。その数か月後に新型コロナウイルスの流行が始まってしまいました。そのため、2020年、2021年と、色々と手探りで進むしかない状況でした。開催すべきか、という点に関しては、周囲の友人達や先生方の支えがあったこと、そして、医学祭の伝統を繋いでいきたいということから、開催することを決めました。3年ごとに開催されるという点から、1回中止にしてしまうと、間隔が6年空いてしまうため、最長の6年制である医学科・歯学部でさえ、誰も医学祭を経験したことがない、という事態になるからです。そのため、難しい中ではありますが、開催を目指して準備を進めることとしました。また、他のメンバーのサポートもあって、僕が委員長を務めさせていただくこととなりました。本来なら僕よりも適性のある学生は大勢いるのですが そういったメンバーが最大限力を発揮できるよう支えるのも委員長の役目だと思い、今はしっかりと務めを果たそうという思いです。 また、開催形式についてもかなり迷いました。というより、今なお結論は出せていないのが実情です。安全性を最大限考慮して、そしてこの状況を逆手に取って、現地での企画は行わず、オンライン企画のみに注力するという選択肢を当初から検討しました。現在でも、今年10月時点での感染拡大状況によってはそうせざるを得ない、という可能性を捨てきれないのが難しいところです。ただ、やはりこの医学祭、実際に現地に来ていただき、体験していただくことが醍醐味の一つであると考えます。ですので、最初からオンライン企画のみに絞ることはせず、現地企画と並行して準備を進めているところです。従来の現地企画を諦めず、その上新たにオンライン要素を取り入れるという難題に対して、実行委員会の学生一同、鋭意準備中です。当日、どれほどの人数を星陵にてお迎えできるかはわかりませんが、現地に来ていただいた方、オンラインでご参加いただける方どちらにも楽しんでいただけるような、新しい形の医学祭を作り上げるべく頑張っておりますので、続報にご期待ください。 ......と、最初の部分だけではありますが、分量が多くなってしまいますので、いったんこの辺で失礼いたします。続きは随時更新してまいりますので、ご確認くださいませ。
どうも〜脱出ゲーム班の班長の相原(仮)です!堅苦しい文章を書くのは苦手なので、ゆるゆると頑張りをお伝えして行きますね私たち脱出ゲーム班では、消化管をテーマに体に関する謎解きをして脱出を目指すゲームを絶賛制作中でございます。写真のように、昔ながらの黒板スタイルでみんなで話し合いを進めております…(なんという青春…うちの班員は、みんなできる子が多くて、各自色んなアイディアを出してくれて、嬉しい限りです…という、班員へののろけはさておきまして、内容の軽〜い紹介をします。消化管の入り口である口をスタートとし、食道、胃、腸を冒険していただきます!それだけでなく、関連する病気や、栄養、近くの臓器についてなどについても謎があり、ただ消化管を進んでいくだけでは脱出することは出来ないのです…医学祭というと、お堅いイメージがあるかも知れません…しかし!!うちのブースでは、中学高校の文化祭のような、ゲームを制作しています!そして、装飾にも力を入れていきます!! (コロナで奪われた青春をここで取り戻します笑笑そんな感じなので、医学に興味がなくても、時間があるから、遊びに行ってみよ〜という感覚で、ぜひお越しくださいなそして、こちらを読んでくださった、数少ない在校生のみなさんはぜひぜひ一緒に高校時代のような青春を過ごしましょ〜ご協力お願いします!!
皆様、初めまして。第25回東北大学医学祭実行委員会にて、委員長を務めさせていただいております、井手田凌と申します。今回、医学祭公式ホームページにてブログを書く機会をいただきました。ということで、最近の医学祭実行委員会の活動などを紹介していこうかと思います。駄文がつらつらと書き連ねられた記事になっておりますが、ご興味のある方はお付き合いください。 先日、4月の月末ミーティングを実施しました。春休み明けということで、今回は久しぶりにオンラインと現地のハイブリッド開催で実施しました。新型コロナウイルス感染症の流行について、まだまだ予断を許さない状況ではありますが、こうやって感染対策に気を使いつつも直接話して内容を共有できるというのは、恵まれたことだなと感じます。今後も現地開催を適宜取り入れながら実施したいと考えています。 今回のミーティングでは、ロゴ・ポスターデザインの採用者表彰式を行いました。素晴らしい力作を投稿してくださった製作者の方に感謝をお伝えすることができて良かったと思います。以前から開催時期を検討してはいたのですが、諸々の事情で遅くなってしまい申し訳ないところです。今後とも、頂いたデザインを皆で大切にしながら、活動していきたいと思っています。 また、進捗の共有も行いました。新学期で忙しい時期である上、感染対策で顔を合わせにくく、モチベーションも保ちにくい中、今月も様々な班が企画準備を進めてくれました。積極的に動いてくれているメンバーに感謝しつつ、今後も委員長としてサポートが出来ればと考えております。 そして、新入生歓迎に関する打ち合わせも行いました。医学祭実行委員会には、新入生のフレッシュなエネルギーと斬新なアイデアが必要不可欠です。今回はオンライン要素も盛り込んだ新しい医学祭を目標にしておりますので、前回以上に多くの方が参加してくださると助かるなあといった所存でございます。 今回のミーティングはこのような様子で幕を閉じました。5月にも月末ミーティングを実施予定ですので、私も準備を進めつつ、メンバーの活動を楽しみにしたいと思っております。 ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。今後も投稿の機会をいただけるかもしれませんので、その際はまたご覧いただければ幸いです。機会がいただけなかったら、つまらない文章を理由にブログ執筆をクビになっている可能性が高いので、お察しください。他の方の面白い記事をご覧いただければと思います。それでは、失礼いたします。執筆日 22.5.15続きはこちら!「委員長ブログ②」
今年度開催される第25回東北大学医学祭ですが、4月に入学したばかりの新1年生のみなさんを、即戦力として引き入れるべく新歓を行いました! コロナの影響もあり、実際にキャンパスまで足を運んでくれた方は少数でしたが、それでもオンラインでたくさんの方が参加してくれました! 医学祭を無事に開催できるように、これから約4か月間、新1年生も含めた皆さんでがんばっていきましょう!!! <在学生のみなさんへ> 東北大学医学祭実行委員会は、3年に1度開催される医学祭で、医学系に関する催しものを出したり、有名な先生や芸能人をお呼びして、ステージ企画を行ったりしています。活動は班ごとに行っていてat homeな雰囲気の中活動しています。興味のある方、誰でも大歓迎なので参加してみてはいかがですか。
新型コロナウイルス感染症の流行開始から2年以上が経ち私たちの行動様式は大きく変化した。医学祭実行委員会の活動も変容を強いられることとなったが、その中で学外への宣伝活動を担う広報班班長の小川裕美佳さん(医学部医学科4年:取材当時)に、広報班の活動について取材した。〜公式ホームページではどのような情報が発信されますか〜企画の紹介や最新情報を随時更新していく予定です。勿論それだけではなく、医療に関する記事や動画など自宅でも楽しめるようなコンテンツをどんどん投稿していこうと思っていますので、楽しみにお待ちいただけるとありがたいです。〜広報班の活動内容について教えてください〜医学祭全体の広報活動を担っており、医学祭を皆さんに知っていただくための活動を行なっています。 街中で見かけるような広告からSNS広告の作成まで幅広く扱っています。〜前回(2019年10月)まではなかった新しい試みなどはありますか〜やはり3年前とは生活様式が変わってしまったので、広報活動も新しいスタイルに合わせたものをやりたいと思っています。今回の医学祭では各企画班が対面だけではなくオンラインでも参加できるものを多く用意していますので、仙台に来られない方々にも楽しんでいただけるように広報活動も工夫しています。地域の方々だけでなく全国的に東北大学医学祭を知っていただけるように公式ホームページを開設したりSNS(編集註:TwitterとFacebook)での活動に力を入れたりしているという点が前回とは大きく異なります。〜公式ホームページではどのような情報が発信されますか〜企画の紹介や最新情報を随時更新していく予定です。勿論それだけではなく、医療に関する記事や動画など自宅でも楽しめるようなコンテンツをどんどん投稿していこうと思っていますので、楽しみにお待ちいただけるとありがたいです。〜広報の仕事の中で大変なことを教えてください〜どんな広報活動をしたら多くの方に情報が届くのかを常に考えなければいけないというのが大変なところで、それを考えた上で行動を起こさなければいけないのはとても難しいところだと思います。私たちはあくまで学生であり広告や宣伝のプロではないのでしばしば困ることがあります。そういう時でも、実行委員の中で知恵を出し合ったり、詳しい方のお力添えをいただいたりして出来るだけ多くの方に情報をお届けできるように工夫しています。この2年ほどで大きく変わった新しい生活スタイルに合わせた広報活動を、という目標の元取り組んでいるので、是非応援していただけたら嬉しいです。〜小川さんは前回の医学祭でも広報班に所属していましたが、広報活動のやりがいとは何でしょうか〜前回、医学祭のチラシを持って遊びに来てくれたお子さんがいました。その時に「チラシを見て、楽しみにして来てくれたんだな」と喜びを感じたことを覚えています。チラシを持っているのを見たのはその子一人だけでしたが、「こういう小さなお子さんにも伝わっているんだな」と思うと同時にすごくやりがいを感じましたし、今回の活動のエネルギーというか、モチベーションにもつながっています。〜最後に、今後の広報活動の予定を教えてください〜開催まであと8ヶ月余りとなりました(編集追記:取材日は2022年1月27日)。企画や記事などの最新情報は公式ホームページやSNSで公開していく予定です。また、夏頃から、仙台在住の方は街中で医学祭のポスターを見かけることがあるかと思います。外出するときは是非、聴診器をモチーフにした水色のイラストを目印に探してみてください。どのような開催形式になるかはまだ分かりませんが、より多くの皆様に医学祭を楽しんでいただけたらと思います。 第25回 東北大学医学祭ロゴ【救命救急と医療安全の碑】 小川さんにとって、救命救急と医療安全の碑は「高校生の時に設立背景を知り感銘を受け、ぜひ東北大学で臨床と研究を両立したいと考えるようになったきっかけの場所であり、今でも初心を思い出すことができる大切な場所」だという。 1999年6月、東北大学病院前で起きた交通事故をきっかけに、救命救急と医療安全に対する決意を示すモニュメントとして建てられた。
今年(2022年)開催される東北大学医学祭。 第25回を迎えるこのイベントの顔となるのが、実行委員長を務める井手田凌さん(医学部医学科4年生:取材当時)だ。 >実行委員長挨拶 80人を超える実行委員を統括する実行委員長という立場にある井手田さんに、医学祭全体についての想いを取材した。 〜医学祭開催に向けて活動できている今現在の率直な気持ちを教えてください〜 まずは「よかったな」と思っています。 やはりこの2年間、新型コロナウイルスの影響がさまざまなところに現れてきたので、この医学祭もどういう形で開催できるのかわからず、どうしようかなと思う時期もありました。 しかし、医学祭に限らず日頃の授業・学習などにおいても、オンラインの技術を駆使して、離れていても繋がることのできる、そういった技術というか、流れ、雰囲気のようなものが世の中に出てきています。 それを生かして、まさに今医学祭実行委員のメンバーがさまざまな工夫を考えながら動いてくれています。 どのような形になるかはまだわかりませんが、この時代だからこその医学祭を開催できるのではないか、と非常に楽しみにしているところです。 〜今回のテーマ「Connect 〜私と医療と世界と〜」にはどのような想いが込められていますか〜 なかなか物理的に人に会いにくい時代になってしまったので、人と人との距離が離れてしまう不安、寂しさといったものが皆様一人ひとりの中にあると思います。 そういった中でも先ほど述べたようなオンラインで繋がる新しい技術のおかげで、「せめて心の距離は離れないように」ということができるようになってきました。 医学祭についても、例年通り沢山のお客様にキャンパスへご来場いただければそれは一番喜ばしいことですがそのような開催が難しいことも考えられます。 ただ、たとえそうなって物理的に離れてしまっても心の距離は近くにあってほしい。 そして医学祭が心の距離を縮めるお手伝いをしたい、という想いが込められています。 そしてそれはご来場の皆様と私たち、及び東北大学の距離だけではなく、皆様に医療というものをより身近に感じていただきたい、という想いもこめてこのテーマに決定しました。 〜前回(2019年10月)も実行委員として参加されている井手田さんですが、今回、実行委員長としてどのように医学祭と関わっていますか〜 学生生活や大学の研究成果を知っていただくことで、医療を身近に感じていただくための場を作りたい、という気持ちは前回と変わりません。 それに加えて今回は実行委員長という立場で参加していますので、もう少し全体を俯瞰してバランスを考えるように努めております。 例えば企画内容に偏りがないか、より多くの人に楽しんでいただくためにはどうすれば良いか、実行委員の間でのスムーズな連携のためには何が必要か、などですね。 委員長という立場を任せていただいた以上、良いものを届けるだけでなく、メンバー一人一人が最大限実力を発揮できるような環境づくりをしたいと思っています。 ご来場の皆様と開催する私たち、双方の楽しみを最大化したい、という気持ちは実行委員長を務める今回ならではの気持ちですね。 〜医学祭全体について、前回との違いや、前回にはなかった運営上の工夫などがあれば教えてください〜 やはり新型コロナウイルスの影響は語らずにはいられません。 つい先日(編集追記:取材日は2021年12月23日)もオミクロン株の市中感染疑いが日本国内にも現れるなど、状況が目まぐるしく変わる世の中になり、来月再来月のことなど予想がつかない状態が長く続いています。 そのような中でも手探りで準備を進めていかなければならないのは前回との大きな違いだと思います。 前回も、1日目(2019年10月12日)に台風19号により中止に追い込まれるというトラブルはありました。 それと比べると今回は、変化はあるもののある程度の対策を立てることが可能ですので、様々なパターンを想定しながら実行委員のメンバーと協力して企画準備をしているというのは今回の運営上の工夫と言っても良いかもしれません。 また、オンラインで繋がる技術を活用しているというのも今回からの工夫ですね。 通話アプリを使って定期ミーティングを実施したり、ビジネスチャットツールを使って議事録や情報を共有したりしています。 〜最後に、医学祭の宣伝をお願いします〜 ご来場の皆様には医療を身近なものとして感じていただきたいです。 つまり、医療は決して怪我や病気を抱えた人だけのものではなく、皆様の生活の一部にある要素だということです。 医学祭を通じて、何か少しでも日常に取り入れることのできるものを持ち帰っていただけたらな、と思っております。 総務や各企画の班長をはじめ、実行委員にはアイデアや実行力を兼ね揃えたメンバーが揃っています。 彼らが工夫を凝らした企画をまずは楽しんでもらって、その上でご自分の生活に役立つエッセンスのようなものを見つけていただけたら幸いです。 この医学祭は全学の学園祭である東北大学祭とはまた違ったイベントなので、医学祭ならでは、と思えるようなお土産をお持ち帰りいただければと思っております。