医学部生が取り組める研究や実験 Category:医学祭ブログ contents section みなさま、初めまして。私は東北大学医学部医学科5年で実験企画の班長を務めております。現在の活動はというと、大学で行っている研究活動について伝えられるような実験の準備をしているところです。楽しく学べる企画を用意する予定なので、ぜひ足をお運びいただけると嬉しいです。 さて、今回の記事では、東北大学の医学科で経験できる研究や実験についてご紹介したいと思います。筆者は現在5年生で、少々情報が古い可能性がありますので、参考程度に読んでいただけると有難いです。 まず、一年次についてです。一年の前期で特に印象深い講義といえば、「自然科学総合実験」が挙げられるでしょう。これは、様々な自然科学分野の実験を毎週行い、レポートを提出するというものです。(ちなみに私たちの時代は全て手書きで作らなければいけませんでした。今は変わったようですが )大学に入ってまもない頃に行うので、なかなか大変だった記憶があります。友人たちと一緒に頑張ることで、何とか乗り越えることができました。 また、医学科の医学入門という講義では、自分の興味のある研究室を訪問できる機会がありました。東北大学では「研究第一」「門戸開放」を掲げている通り、学生を歓迎してくださる研究室がたくさんあります。そのような研究室には、やる気があれば一年次から通うことも可能です。研究に興味があり、東北大学を目指している方は、入学したらぜひ見学してみてくださいね。 二年次には「生体機能学実習」という講義があります。脳波を測定してみたり、薬剤の代謝を採尿して計測してみたりと、身体を使った実験もあってなかなか面白いです。しかし、慣れない計測データの処理、さらにその考察と、色々と苦労した思い出があります。しかも重めの試験が続く時期に重なるため、試験勉強と並行してこなすのは結構大変です。二年次は生体機能学実習のほかにも、解剖実習、組織学・病理学のプレパ鏡検、微生物・免疫学実習、医化学実習など、実際に手を動かして行う講義が一年を通して盛りだくさんです。個人的には、この学年の講義と試験を乗り越えられたとき、医学生としてより一層成長できたなあという実感がありました。 三年次の後期はまるごと「基礎修練」という期間に充てられています。これは、希望する研究室で数ヶ月間研究を行い、最後には学生同士で発表も行うというプログラムです。もっと早くから配属研究室を決めたい!という人は、二年次の医化学実習を基礎医学実験として振り替えることも可能になっています。そして、基礎修練で一番の特色はなんといっても、留学もできることではないでしょうか。残念ながら私たちのときは、COVID-19流行の影響で海外留学することは叶いませんでした。しかし、OISTという研究機関に国内留学することは可能だったため、同期の何人かはここで研究活動を行っていたようです。また、東北大学の研究室に通うにしても、基礎系から臨床系、ウェットラボからドライラボまで、幅広い分野から選ぶことができます。このように色々な選択肢が用意されているのが、東北大学の良いところだなと思います。 基礎医学修練については私たちが以前オープンキャンパス実行委員だった時に作成した動画でも詳しく紹介しているので、こちらも是非ご覧ください。 また、基礎医学修練期間の留学に関しては2021年のオープンキャンパスで紹介されております。 ここまで一年次から三年次の研究・実験プログラムについて説明してきました。いかがでしたか? 東北大学医学部で行える実験や研究活動について、少しでも伝えられたなら嬉しいです。 四年次からはいよいよ本格的に臨床医学の勉強が始まり、試験に合格すれば五年次から臨床修練に臨むことになります。こちらについては、他の実行委員が記事を書いてくれると期待しつつ、この辺りで失礼したいと思います。 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。 Category:医学祭ブログ 委員長ブログ② 委員長ブログ③
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